【下関】新しい北九州､超･小倉の時代２【副都心】

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☆ エピソード２ - 小倉の衰退（１９６３）

北九州市は１９６３年に北九州地方の５都市が対等合併してできた国内７番目の
政令指定都市である。小倉・八幡・門司・戸畑・若松、これら５都市と対岸の下関
市は隣接しているため、当時の他の圏域と同様に互いに競合関係にあったが、
あらゆる面で小倉が常に優位にあって、他を大きく引き離していた。また、小倉・
門司と八幡・戸畑・若松は旧国枠では豊前・筑前、と、違う地域にあるため、それ
ら同士での地域対立の要素もあった。さらに小倉と門司は旧国枠では同国であり
ながら「一国一城政策」によって小倉に有利になったため、門司サイドでは小
倉に対する不満が常に鬱積していた。

一方、北九州５都市の合併は小倉中心ではなく、「５都市平等政策」と言う、本
来の大都市のありかたとはまったく反対の路線を辿っていった。これによって奇
妙な事案が次々と出されるコトとなる…

「新市役所は暫定的に戸畑に… 」、なんと言う愚行だ…。この時点で新生北九
州市の門出は事実上台無しになった。「地域の中心でも何でもない戸畑がどうし
て… 」当然のことながら旧小倉市民からは不満が噴出し、新生北九州市を歓迎
できる風潮にはなかった。出始めから中心地でもない戸畑に中心地を名乗られ
てしまっては面白くも糞もない、と、言うのだ。

一方、小倉以外の４都市の市民は新生北九州市をおおいに歓迎した。

「これでやっと小倉の牙城をぶっ壊せたわい。ざまあみい」
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当時の報道から探る「もう１つ」のエピソード。考えてみればこの頃を転機に旧
小倉市が一時的に衰退した感がある。今後の超・小倉のビジョンとは…また次ス
レをお楽しみに。

【下関】 新しい北九州､超･小倉の時代２ 【副都心】

【下関】新しい北九州､超･小倉の時代２【副都心】