>>359
「かなしきかなや」はどこに係りますか?それは「道俗」でしょう。
そして「良時吉日えらばしめ、天神地祇をあがめつつ、卜占祭祀つとめとす」とは現世利益
ばかりを向いている行者の在り様のことでしょう。
すなわち、明後日の方向を向いている行者の姿勢を嘆いている話であって、「天神地祇の
存在否定」と受け取るのは「神祇不拝」のイメージに引きずられた今日的な受け取りだと
思います。