西本願寺大修復
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0372名無しさん@京都板じゃないよ
NGNG御影堂の保存に新技術
重要文化財の西本願寺御影堂(ごえいどう)(京都市下京区)の保存修理で、京都府教委文化財保護課はこのほど、大棟の先端を飾る大型の屋根瓦「鰭(ひれ)」を設置する際に、鉄棒で支える従来の方式ではなく、ステンレス棒を使う新技術を導入した。
同課は「鰭への負担の軽減のほか、軽量化も図れた」としている。
鰭は、大棟の獅子口の下にある屋根瓦。
屋根をまたぐようにして置かれ、片側だけで重さ約600キロに達する。
従来は、鰭に鉄棒(長さ2・3メートル、重さ92キロ)2本をしんとして通し、上部に別の鉄棒(重さ107キロ)を取り付けて支えていた。
しかし、この方式では、鰭の一部を壊さなければならないうえ、荷重が1点に集中しやすく、強度が弱くなる問題があった。
新方式では、しんの鉄棒の替わりにステンレス棒(長さ2・2メートル、重さ5・4キロ)計4本を使用、さらに上部にステンレス棒(長さ3・4メートル、重さ8・3キロ)2本とステンレス板(重さ約100キロ)を取り付けて支えるように改良した。
この結果、従来と同程度の強度で、総重量を約290キロから半分以下の約140キロに減らすことができた。
さらに、ステンレス棒などを小型化することで鰭の一部を壊す必要が無くなり、荷重の集中も防げたという。
府文化財保護課は「ステンレス棒は酸性雨などの腐食にも強い。200年後に予想される大規模修理まで耐えられるはずだ」と説明している。
http://www.kyoto-np.co.jp/article.php?mid=P2004092200233&genre=J1&area=K1F
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